logo
logo

≪翻訳コーディネーター≫ 福原 昌徳

拠点 東京本社

job-image

翻訳コーディネーターとして、官公庁や企業からの翻訳案件を担当している社員に、入社理由や業務内容、仕事の面白さなどを聞きました。
<2017年入社>


<プロの翻訳者をまとめる監督のような仕事>

2017年に入社してから丸1年間翻訳コーディネーターとして経験を積み、2018年からはCAT(コンピュータ翻訳支援ツール)を活用した翻訳コーディネーターとして、官公庁や企業からの翻訳案件を担当しています。翻訳コーディネーターの主な業務は、新規依頼対応や見積作成、翻訳者への案件打診から問い合わせ対応、翻訳された文章の納品前チェック、クライアント訪問などです。

翻訳者によって経験や経歴、専門分野などが異なるため、元原稿を複数の翻訳者に分担して依頼しても、それぞれ翻訳スタイルの異なる文章が仕上がります。翻訳する原稿のファイル形式や分野、文体、使用目的等を確認し、どのような方法で進めるのかを考えながら、最適な翻訳者へ依頼し、クライアントが本当に求めている成果物を提供することがコーディネーターの役割です。プロ翻訳者をまとめる監督のような仕事であり、ゴールを決めて、全体をハンドリングしながらスケジュール設定して進めるのは大変でもありますが、とても面白いと感じています。

 

CATを活用した翻訳では、過去の類似資料を有効活用したり、ファイル内の繰り返しの文章を効率的に翻訳したりできるため、今まで対応できなかった大量・短納期の案件も受注ができるようになり、業務の幅が広がりました。広告コピーや社長メッセージ等、CATに向かない案件を担当できないのは残念ではありますが、どちらもやりがいがあり、面白みを実感できる仕事です。

 

広告コピーや社長メッセージの翻訳案件などでは、訳文がクライアントのイメージと違ってしまった場合に、何度も差戻しになることがあります。限られた納期と予算の中でいかにクライアントの「正解」に近づけるかは、コーディネーターの腕次第です。どういった背景があり、どんな立場の企業(または人物)からのどういったメッセージなのか、しっかりと情報収集することが重要です。また、英語では自然な訳でも日本人が見る英語コピーとして伝わりにくい場合もあるので、わかりやすいコピーかつ自然な表現を考える必要があり、

単純に単語の置き換えでなく、「翻訳先の言語で、元の文章と同じインパクトを与える」ことを目標としています。言語が違えば文化も違いますが、両言語のネイティブが自然な表現にチューニングしていきます。素晴らしい翻訳が完成し、クライアントから感謝されたときには大変やりがいを感じます。

<多くの人に知られているわけではないけど、一流の仕事ができる会社>

前職は印刷関係の営業でした。マニュアルの多言語翻訳などを担当して、そこで翻訳について興味を持つようになりました。サイマルを知ったのは、転職エージェントから「サイマルは歴史があって一流の翻訳に携われる、知る人ぞ知る会社だよ!」と紹介されたことからです。実際にホームページを見ると、サミットや要人のスピーチ、世界遺産の推薦書など社会的に重要な案件の対応実績が掲載されていました。それは長年積み重ねてきた信頼の実績があるからだと感じ、レベルの高い翻訳をしている会社でトップレベルの翻訳を見てみたいと思い、応募しました。

ただ、こういったことも大きな要素ではありますが、やはり実際に入社を決めたのは面接で対応してくださった翻訳コーディネーターの方から具体的な業務の話を聞くことができ、働くイメージが湧いたためです。その時から、サイマルに入社したいと強く思うようになりました。

 

面接でどういったスキルが必要なのかを聞いたところ、「複数の案件を同時並行で漏れなく進めること」が必要と言われました。

実際仕事を始めてみると、正にその通りだと思いました。前職に比べて一人で抱える案件の量が多く、内容も様々で、最初は慣れるまで大変でした。

翻訳コーディネーターは月平均30~40件位の案件に携わりますが、並行して対応するのは10件~15件前後です。納期は短いものだと翌日、最長で半年ほどです。

CATだとボリュームが大きい案件を主に対応するので、大きいものを5~10件位常に抱えている状態です。納期は1~2ヶ月くらいで、長いと半年ほどです。

 

入社して1年で美術館の展示品説明文や社長メッセージの翻訳など、責任重大な案件を担当させてもらいました。重要な会議の資料も、半年も経たないうちに担当しました。もちろんOJTはつきますが、基本は一人対応です。私はまだ入社して2年半ほどですが、大きな案件をいくつも対応し、入社前の想像を超えた経験を積ませてもらっています。裁量を持って仕事を任せてくれる環境だと感じています。

前職に比べて、サイマルは考え方も柔軟です。変えましょうと言えば変更することもできます。歴史ある会社なので身構えてしまうかもしれませんが、風通しが良く、相談しやすい環境だと思います。これは良い意味で想像と違ったところです。

業務が立て込んできても、チームでフォローし合う体制が整っているので、有給休暇も取りやすく、ワークライフバランスを大切にしながら働くことができる環境だと思います。

 

「クライアントを大切なパートナーと思って」

コーディネーターの先輩から教わった言葉です。仕事に対して誰よりも考えていらっしゃる姿勢からは学ぶことが多く、大変勉強になりました。

大切なパートナーからの依頼であれば、案件に対して「どんな内容なの?いつまでに必要なの?なぜ?」といったことをより親身になって考えるようになると思います。良い成果物を納品するために相手への「こうしたほうがいいよ」、または「こうしてあげたい」、と意識しながら仕事を進めるようにしています。

<変革期の市場で自分の成長を感じられる面白さ>

CATチームに入ってから格段に世界が広がりました。翻訳の品質を守りつつ、これまで対応できなかったような、大量かつ短い納期の案件にも対応することができるCAT翻訳に更なる可能性を感じています。

機械翻訳やAI翻訳が台頭してきていますが、それらで翻訳できるレベルはサイマルで求められる品質にはまだ及ばない状況です。しかしながら今後、機械翻訳の精度が飛躍的に向上することを視野に入れ、機械翻訳やPE(ポストエディット:機械翻訳の出力結果を翻訳者が修正して完成させるサービス)の市場動向も注視しています。新しい翻訳の形の取り入れ方も考えながら、市場に遅れをとることがないよう勉強していきたいと思っています。

採用情報
勤務地

東京都

募集拠点

東京本社

東京都中央区銀座7-16-12 G-7ビルディング

企業情報
会社名 株式会社サイマル・インターナショナル
事業所 【本社】東京都中央区銀座7-16-12 G-7ビルディング
【関西支社】大阪府大阪市中央区城見1-2-27 クリスタルタワー22F
創業 1965年
資本金 4,000万円
従業員数 サイマル・グループ合計約190名
事業内容 通訳/翻訳/通訳・会議機材/通訳・翻訳 人材派遣・紹介/通訳者・翻訳者養成校 (サイマル・グループ)
企業理念 Linking People and Countries
ことばの壁を越えて、人と人、国と国とが理解しあうこと。
私たちはいつもそれを願い、お客様のメッセージを正しく届けるお手伝いをしています。
サイマルは、「ことば」のプロフェッショナルとして、
お客様の国際コミュニケーションをサポートします。
ビジョン -Solid Partner
お客様の継続的なご依頼やご紹介によって、信頼の輪を広げていく会社になります。
-Interactive Appreciation
当社に関わる全ての人々とのつながりを大切にし、プロフェッショナル集団として刺激しあいながら、ともに成長していきます。
-Multifaceted Services
ことばのサービスを一層充実させ、より多くのお客様の課題解決に貢献します。
-Unparalleled Quality
お客様のことばや真の思いが伝わるように、常に期待を上回るサービスを提供します。
-Leading-Edge Communications
日々進化する技術や環境の変化をとらえ、コミュニケーションの新たな価値を創造します。

ただいま応募を受け付けておりません

関連求人