自動車部品のCAE解析

製品の強度解析から、生産設備のデジタル解析まで。
あなたのCAEスキルを、より幅広い領域で活かし、専門性を高めませんか？

アルミニウム鍛造部品といった「製品そのもの」のCAE解析に加え、エンジンを加工する「生産設備」のデジタル解析など、より多様な領域に挑戦する機会があります。
製品開発だけでなく、生産技術の領域にもシミュレーション技術で貢献することで、エンジニアとして多角的なスキルと視点を習得できます。
あなたのキャリアの可能性を広げる環境です。

【Point1】
あなたのCAEスキルで、試作前に問題を発見し、設計を最適化する

コンピュータシミュレーションを用いて、設計段階で製品の強度や耐久性を予測・評価することです。
あなたの解析結果に基づき、設計者は試作品を作る前に形状を修正します。
これにより、開発の手戻りを防ぎ、開発期間の短縮とコスト削減に直接貢献できる、非常に重要な役割です。

【Point2】
製品解析から生産設備解析まで、専門領域を広げられる

アルミ鍛造部品のような「製品そのもの」の強度解析に加え、エンジンを加工する「生産設備」のデジタル解析といった、より幅広い領域に挑戦する機会があります。
製品開発だけでなく、生産技術の領域にもシミュレーション技術で貢献することで、エンジニアとして多角的なスキルと視点を身につけることができます。

【Point3】
解析結果が"現実のモノ"になる、明確な手応え

解析結果によって形状が最適化された部品が、実際に3Dプリンターで試作されたり、量産ラインで製造されたりする工程に立ち会う機会があります。
自分がPC上で行った仕事が、現実の製品品質を向上させていることを直接目にすることができるため、明確なやりがいを感じられます。

【仕事内容】
大手自動車メーカーの設計開発チームの一員として、CAE解析業務をお任せします。
設計された3Dモデルが、実際の使用環境下で求められる強度や耐久性を持つかを、コンピュータ上で検証する専門的な役割です。

【具体的な業務内容】
STEP1：アルミ鍛造製品のCAE解析
＜メッシュモデル作成＞
設計者から共有された3D-CADデータを元に、解析に適した品質のメッシュモデルを作成します。

＜解析条件設定・計算実行＞
実車の走行中に部品にかかる荷重や圧力といった条件を設定し、CAEソフトウェアで計算を実行します。

＜結果評価・報告：＞
計算結果を評価し、設計上の問題点を特定。
その結果と改善提案をレポートとしてまとめ、設計者にフィードバックします。

STEP2：エンジン分野の加工設備のデジタル解析
エンジン部品を製造する加工設備の挙動を、コンピュータ上でシミュレーションします。
加工時に発生する振動や熱、応力などを解析し、設備の最適な仕様や、より高精度な加工を実現するための条件などを検討します。

STEP3：設計者との連携・コミュニケーション
解析業務を円滑に進めるため、設計者と密に連携します。
解析の目的や前提条件を正確にすり合わせたり、解析結果を分かりやすく説明したりと、コミュニケーション能力が重要となります。

＜用語解説＞
・CAE（Computer-Aided Engineering）
コンピュータ技術を活用して、製品の設計・開発・製造を支援すること。本業務では、主にシミュレーションによる性能予測を指します。

・鍛造
金属を叩いて圧力を加え、強度を高めながら目的の形状に成形する加工方法。